本日6月15日 もうロシアでサッカーのワールドカップが開催されていますね!
日本の初戦では6月19日ということで、だんだん迫ってきていますね
ここバンコクに住んで18年が経ちますが、毎回オリンピックや、サッカーのワールドカップに関しては、日本人の心が騒ぎ、町中にあるスポーツバーなどで観戦するのが恒例となっています。
今回は期待薄??ですがどこでサッカーを観戦しようかと考えていて、スケジュールを見ると
ガビーン! なんとバンコクにいなくカンボジア近くで古着の仕入れの予定となっていました。そこの仕入先(ロンクルア)には、スポーツバー的なところは一切なくどうやら生では見る事はできなさそうです (T_T)
海外の生活なので日本の事が恋しいので、今回のW杯は残念です
本日はタイのいま仕入れの人気商品のクロコダイル革製品の工場に行ってきました
クロコダイル(ワニ革)工場に行くためには
タイに渡航する前の準備
工場への見学ですが、基本的には工場側はあまり見せたくない現場であります。(企業機密的なものもあるでしょうし、一見さんは歓迎するわけにも行かない)
それに反して、日本からの注文者は工場をみて注文を決めたいという方も多いので其の辺は工場に行きたいという意思は前もって電話しておく必要があります。
でも、余程ではないと私達も工場の訪問はお勧めできません(基本的には何度か取引があり、それ以降のビジネスのために訪れすパターンが多いです)
とくに今回は其のあたりのタイの革の工場ではないので、事前準備はしっかりしました
※以前に企業情報、今回の目的、入り時間、人数などなど報告
これらがしっかりしていないと、ここタイは人付き合いがいいですが、一度ビジネスになると日本人のように丁寧に断られるのではなく、はっきりと断られます(笑)
今回はタイの中でも一番のワニ革の工場ということで、1ヶ月前より準備進めました。
※最終的にアポが確定したのは、それでも1,2週間前でした
クロコダイル革工場へ移動
今回はバンコクより、公共交通手段が少ないということで、タイでレンタカーをチャーターして行くこととなりました。
当方のチャーターサービス 3500B(運転手付き、ガソリン込)
普段のタイ仕入れ同行サービス(日本人3900B、タイ人2500B)も格安で便利なので、移動の際は一般的な交通手段を使いますが今回はハイエースをチャーターしました
タイのレンタカーは運転手付きが普通です
レンタカー含めたタイの同行のサポートサービスはこちらまで
今回は、アポイントが14時頃-15時頃でしたので、はじめてのお客様でしたので出発前に打ち合わせ方々、中食を取りその後に出発しました
行き先はシラチャーということで、車のトヨタの工場などが多い地区だったり、革関係は皮の鞣し工場などがあるエリアです
(もう少し先は観光地で有名なパタヤビーチがあります)
長距離の移動はトイレが心配です
タイでの長距離の移動はトイレが少なく」、汚いので 毎回良さそうなサービスエリアで休憩します
タイは街中でもそうですが、郊外でのトイレにはトイレットペーパーがないのですので注意ください
ここはタイの中では一番立派な道の駅です
右側の水をためているところの水でお尻も洗います・・・・・
ようやくワニ工場到着
ワニの見物へ
工場に到着してから、まずはこの工場のポイントであるワニの飼育、繁殖、養殖所へ案内していただきました。特に観光用として開放はされていないですが、身近でワニを眺めることが出来ました
勿論これ以降の作業工程の撮影禁止のところが多かったでした
直ぐ側にワニの養殖場があります ここの飼育頭数は14万匹!
広々とした環境で飼育されています ここの主な品種は Crocodylus sinensis です
すぐとなりにワニが! あまりにも近い位置にいたので一緒に撮影しました
そんなこんなで工場内での見学も済ませて、これから簡単な商談のお手伝いをさせていただきました。
さて本来に目的の商談です
色々、この工場の紹介(今回はなんと社長も出てきてくれました)などがあり、反対に訪問者の自己紹介などもあり早速の商談です。
・・・・・・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・いろいろ
ここの工場は大きい規模にもかかわらずに、カバンなら10数本(1色あたり)、財布なら50本(色を混ぜ可能)、OEMの製造もできるのでロゴを商品に打ち込むことができます。
帰るときに、担当者の方は「財布の注文ロットが多いときは初回は20本くらいでも大丈夫ですと!」 力強いお言葉!
またこの工場はタイ政府に登録しているので、他の革工場とは違い自身でCITES(サイテス)を発行しているので安心です
(反面EPAによる関税免除のケアはしてくれないので、当方で申請可能です JTEPA)
ここの工場は日本人に対して有効的でOEMにも対応可能だそうです
クロコダイルの鏡面仕上げ
↓価格が19500バーツ 高い! ちなみに卸価格は4500バーツだそうです
↓クロコダイル 憧れのヒマラヤンカラー 日本では財布なら10万超え価格が多いです
ゲテモノ?? ワニの干し肉 市場ではあまり見かけないのでいい土産になるかも?
ワニ革輸入の前に!!
それはそうと、クロコダイルの商品は仕入れにはもう一つの壁があります
それはワシントン条約に関することです
普通でいくとワニの商品はタイから日本に送ることができません
なのでワシントン条約の即したCITES(サイテス)を取る必要があります
またこの輸入には日本の経済産業省の輸入承認が必要です
申請書類(METI/経済産業省)
その為に日本への輸入方法は熟慮の必要があります
おすすめとしては最初は試験的にある程度の数量の輸入、テスト販売のような形から始めるというのが定石です
また少量ながらもCITES書類作成のご依頼のお受けしますのでお気軽にご連絡、ご相談ください
まら、販売先への検品、梱包、発送も可能で
意外と知られていないですが、タイから日本への小口の発送(日本でいうところにメール便)は
ご自身での発送の外部委託のような方法も可能ですので、トータル的なコストダウンも可能です
お問い合わせ | NISSHOトレード&サポートサービス
最近の傾向としては、中国での仕入れで価格競争に疲弊している方々の高級志向が顕著に見られます
タイは中国より仕入れのロットが少なく仕入れができると言われていますがそうそう簡単には進めるのは難しいと思いますので、最初のうちは少量から始めることをお勧めします そんなお手伝いをしますのでお気軽のご相談ください