今やコロナ肺炎で日本とタイの行き来はできない状態です
幸い物の流通だけは止まっていませんが、それなりに送料も値上がりしているので頻繁な発送は無駄なく行いたいところです
そこでタイの製品で結構悩むところが不良品対策になります
特にハンドメイドが得意なタイでは、不良品が出る率は中国よりは低い?と言われて来ていますが、タイもそれなりに不良品があります
タイでの不良品対応
交換対応
基本的にはタイの商習慣では不良品のクレームに対しては「寛大?」というところだと思います。特に以後の関係性が期待できる卸問屋、WHOLEセールの場合は、受領後、支払い後の不良品発覚に関するクレームに対しては、最低ライン「交換」という対応をしてくれるのが普通です。
もしくは、同じものがない場合は、そこのお店の違う製品との交換も可能なのが多いです。ただ、これには卸屋さんと購入者の立場の違いには気をつけたいところです。
例えば、あるお店で仕入れをしてから日本に発送して、到着した商品をみてみると不良品が含めれていた場合は、皆さんはどう感じますか?お店になんとか連絡がついて、交換や返金を要望してもタイと日本では物のやり取りはできなく、その輸送の移動費は誰が負担?するのというところがあります。
もちろん、購入者としては「お店が負担してくれよ!」と思いたい所ですが、お店の立場から考えると『送料までは負担はできない!今度来る時に持って来て来れたらいつでも交換するよ!』(問題先延ばし主義)という回答がほとんどです。でも全ての人が簡単にタイに来ることができる訳でもなく、購入した人は「こっちはお客さんだぜ〜」という考えがあるのは当然だと思います。
しかし、タイの商習慣では購入者と販売者は常に対等(に近い)なので、極度にこの立場でぶつかってしまうと、今後の取引に影響が出るののが必至となります。
返金対応
次の段階は、返金対応してくれるところとなると販売者側としては少し腰が重くなります。
というか、私の経験から考えると返金は非常に嫌がります。いつも「そのくらい返金すればいいのに!」と思いますが、『計算が弱い?店主さん』が多く損をした気持ちになるらしく、あなたが余程の上客さんか分かりの良いオーナーさんなのかだと思います。
なのであまり期待はできない返品方法です
また、これもその商品が目の前にないと望めない返品方法だったりします
全額返金ができない場合は、交渉の方法としては、減額による交渉もできる場合もあります。
修理・補修
この不良品対策としては、できる物となかなか実現できない物があります。
その中でも、気をつけたいところは『不良の程度』が重要になりそうです。
上記の2種の不良品対策も関係していきますが、製造者と購入者の不良に関する判断のレベルの相違です。
意外とあるのが、製造者が「こんなものは不良品にはならないよ!」と購入者の「これ不良品ですね!」との溝が深い時です。
例えば、デニム(ジーパン)を例にすると、縫製の一部糸が出ていたり、ボタンホールの穴が開いてない、縫製が真っ直ぐではないなど目につく点は多いです。
それぞれの購入価格にもよりますが、上記の場合は製造者としては不良としないケースが多いです。
そのような見解の違いは否めないので、その辺はある程度自身で回復(修正する)技術はあるに越したことはないと思います。
また、この不良対策も現地での発見が必須ということになると思います
いずれにしれ、不良品に関しては気をつけたところですが....
タイ国内では、中国のように検品会社が充実している訳ではないです。特に工業品に特化してる検品会社はありますが、雑貨、数量が多くないですアパレル関係、アクセサリーなど対応してくれるところは皆無?の気がします。(そう、中国のように数量が期待できる分野は少ないので専門業者が育たないです。大きな工場はほとんどが自分でQCしているところが多いです)
私共でも検品に関しては有料で対応させて頂いています。また、AMASONなどのFBAに直送できるような検品、包装も対応させて頂いています。社内にはほぼ検品に関しては専門職がいないので、内勤者や同行者、私などが当たりますので、時には完璧ではない場合があります。そんな時、幸い私は日本に行く機会がありますので、その時に持ち帰りなど特別な対応をさせていただく場合もあります。
基本的には、検品の代行なので契約上で負担金など弁償を約束するものではないので、上記のようなタイの商習慣ということも踏まえていただきお申し込みください。
それでも、私どもの実績は色々とあります、常に検品の依頼を頻繁に頂いていますのでお気軽にご相談ください。
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